小清水原生花園 

以下の情報は、全国草原再生ネットワークが2017年9月時点で確認しているものです。
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撮影:増井太樹氏

東西8km・最大幅800mの細長く伸びる原生花園で、北側をオホーツク海・南側を汽水の濤沸湖(とうふつこ)で挟まれている。海沿いにJR釧路本線・国道244号線が走り、それを境に海側が海岸砂丘草原、湖側が湿性草原となる。


年間で約200種の植物が見られ、夏のシーズンには約40種の美しい花々が観光客を楽しませる。


花が減って牧草ばかりになった時期があったが、これは牛馬の放牧が中止(1978)されたことや蒸気機関車が廃止(1975)され火の粉による野火が起こらなくなったことが原因とされている。


調査や試験を経て、現在は毎年の火入れと馬の放牧で美しい景観が維持されている。

立地

所在地 標高 面積
北海道小清水町
(googlemapからの自動計算 0m)
275ha

生態

草 地タイプ 主な植 生
海岸草原13半自然239 その他12 (備考:ハマニンニク, ヤラメスゲ, ハマナスなど。昔の牧草播種の名残でケンタッキーブルーグラス(ナガハグサ)なども。)

管理の概要

関与団体

 
行政関与 民間関与 ボランティ ア関与 その他関与 基金等
小清水町・オホーツク総合振興局・網走南部森林管理署・研究者等からなる「網走国定公園小清水原生花園風景回復対策協議会」(1990〜)による火入れや外来種除去、放牧。

火入れには消防職員が参加。
火入れには消防団員が参加。NPO法人 グラウンドワークこしみず(2006〜)によるモニタリングサイト1000調査。

施設

課題・困っていること

困っていること

観光情報

夏季(例年5/1〜10/31頃)限定で臨時停車駅となるJR原生花園駅に降り立てば、北方に広々としたオホーツク海が広がり、東側には遥か知床岬までのびていく知床連山、南側にはラムサール条約登録湿地の濤沸湖を前景にした藻琴山・斜里岳と、素晴らしい景観に囲まれている。


花畑を通過する電車、咲き競う花々やさえずり交わす鳥たち、珍しい蝶や昆虫など写真の題材にも事欠かない。

文献・書籍

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この記事を書いた人

全国草原再生ネットワーク事務局員。2児の母。ものづくり好き。
大学では環境生態学を専攻していました。
ここではWEBデータベース制作と、各草原のデータ記入を主に担当しています。草原情報をぜひお寄せください!

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