土呂部茅場 

以下の情報は、全国草原再生ネットワークが2017年9月時点で確認しているものです。
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撮影:●氏

栃木県内でまとまった面積を持つ唯一の半自然草原とされている。県内では土呂部でしか見られない植物もあり、県レッドデータでも多様性に富んだこの草原環境の保全が提唱されているほか、環境省による絶滅危惧植物の遺伝子保存のための種子採取対象地にもなっている。


江戸時代から冬期の牛馬の飼料・敷き草として茅を利用してきたとされるが、頭数の激減によって草地が縮小した。2013年から日光茅ボッチの会による保全活動が行われ、カッパ(茅場)に茅ボッチが積まれた風景が復活した。昔は近隣の今市地域や三依地区などにも茅ボッチが見られたという。

立地

所在地 標高 面積
栃木県日光市 > 土呂部地内
(googlemapからの自動計算 1101.6m)
4.93ha(昭和30年代に24haあった牛の採草地が2013年に6haに減少。そのうち4.93haを日光茅ボッチの会が保全している。)

生態

管理の概要

関与団体

 
行政関与 民間関与 ボランティ ア関与 その他関与 基金等
個人による管理 あり(日光茅ボッチの会)。動植物の観察会、草刈や低木伐採などの保全活動、宇都宮大学の学生などを交えたカヤ刈り・茅ボッチづくり、東大日光植物園との植物調査、シカ対策の電気柵設置など。

施設

課題・困っていること

観光情報

近隣に土呂部水ばしょう園があり、4月下旬〜5月上旬が見頃。


土呂部キャンプ場(キャンプ・イン・ドロブックル)では川遊びや魚釣り、バーベキューなどが楽しめる。


黒部ダムも近い。

文献・書籍

関連文献 関連Book

この記事の出典

出典文献
  1. 平成8年度社会調査実習報告書 山村の地域づくり ー栗山村土呂部集落ー(1997 宇都宮大学教育学部社会学研究室)
  2. 栃木県栗山村土呂部集落における生業の変遷と資源利用の空間的変化 ーブナ帯山村の一事例ー(1992 斎藤 功・山本 充)
ニュースレター掲載
  1. ニュースレターvol.31「エクスカーション参加報告」(薄井 創太)
  2. ニュースレターvol.26 全国草原リレー「日光茅ボッチの会-茅ボッチのある風景と草原植物を守る-」(飯村 孝文)
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この記事を書いた人

全国草原再生ネットワーク事務局員。2児の母。ものづくり好き。
大学では環境生態学を専攻していました。
ここではWEBデータベース制作と、各草原のデータ記入を主に担当しています。草原情報をぜひお寄せください!

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