草原シンポジウムの質問票回答(3)シャボン玉石けん株式会社 川原 貴佳さん・波多江 修一さん

Q.実用化できた段階では、草原再生ネットを通じて情報を周知していただけますかまた、中長期的な生物相への影響のモニタリングも検討していただけますか?

A.すでに商品としてご提供させていただくことも可能です。中長期的な生物相への影響に関しては、自然環境を模擬したモデルビオトープ実験において、石けん系消火剤を暴露して7ヶ月もヤゴやサカマキガイなどが生存しており自然環境への影響が低いことが確認されています。また、2012年から平尾台において延焼阻止効果を検証するために大地及び枯草に対して石けん系消火剤を大量に散布していますが、毎年同じ種類の植物が生育していることから影響はほとんどありません。
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Q.製品の持ち歩き、重さについてのスペックは?

A.現時点では、20L容量を考えていますが、お客様のご要望によってカスタマイズさせていただくことも可能です。

Q.ジェットシューターの機能への負荷は?操作重くなるとかない?

A.ありません。今回、フィールドテストを実施した際に、石けん系消火剤を使用した場合に水よりも操作が重くなるなどの意見もありませんでした。

Q.現場での取り回しがしやすい形への加工については?

A.質問の意図がよくわからないため、もう少し詳しくお聞きできますか?申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

Q.素人考えですが、消火の中心はやはり「水」なのでしょうか?何か箱に詰めておいて、火があたると内容物が飛散して消火できれば、そもそも無人のため事故はないのかと思いました。

A.ご指摘の通り、消火においては水が中心です。火災の原則から、消火方法には「可燃物の除去」、「冷却」、「酸素の遮断」の3つの方法があります。中でも最も簡便な消火方法としては水で冷却し消火させることです。石けん系消火剤を用いれば、水の浸透性が高まり冷却効果が高まります。それに加え、泡で可燃物を覆うことができるため酸素の遮断ができ、水よりも非常に効率的な消火活動が可能となります。

Q.どの程度の水量削減になるのか?

A.条件によって異なりますが、水と比較して、建物用実験では1/17、クリブ模型での実験では1/6の水量に削減できることなど、水よりも大幅に水量が削減できることがわかっています。

Q.延焼阻止効果について(事前散布)…水だけと石けん水の効果の比較(データ)はどうだったか?

A.水と石けん系消火剤の延焼阻止効果の比較データは保有しておりません。今後、検討させていただきます。