岩木川のヨシ原 

以下の情報は、全国草原再生ネットワークが2017年9月時点で確認しているものです。
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汽水湖である十三湖に岩木川が注ぐ河口には約40haの広大なヨシ原が広がる。一帯は多くの渡り鳥が訪れるほか、希少なオオセッカの繁殖地である。


古くからヨシ刈りが行われ、重要な現金収入の源であった。土地自体は国有地であるものの、生えているヨシについては近隣集落の強い権利が認められてきた。


ヨシの利用が少なくなってからは荒廃が進み、火入れを行ったが反対意見が根強く、代替案としてヨシペレットが検討されている。


これらの経緯には、多くの研究者がオオセッカや火入れ等の調査を通じて関わってきた。

立地

所在地 標高 面積
青森県五所川原市
(googlemapからの自動計算 2.1m)
400ha(河口から遡って11kmまでの両岸。ヨシ原の最大幅は300m)

生態

管理の概要

関与団体

 
行政関与 民間関与 ボランティ ア関与 その他関与 基金等
「国交省河川生態学術研究会 岩木川研究グループ」による調査・刈り取り・火入れ実験(2006〜2011) 岩木川右岸の武田地区の6〜9つの大字からなる「武田岩木川改修堤防保護組合」が国交省からヨシ採取・販売許可を取り、入札にかけ、ヨシ業者が落札する。5つあった業者も近年は減り、入札は形式化している。 ×

施設

課題・困っていること

困っていること
その他9 (備考:
  • 近隣が津軽十三湖風力発電事業、< a href"http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16223" target="_blank">つがるウインドファームの予定地になっており鳥類の繁殖への影響が懸念される。

  • 近隣の反対から火入れが中止されているが、代替案としてのヨシペレット事業が本格化していない。
  • 観光情報

    夏と冬はバードウォッチングに最適。


    特に岩木川河口エリアとして観光は推進していないが、十三湖はヤマトシジミの産地として有名で観光施設もあるので併せて訪れるのがおすすめ。

    文献・書籍

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    この記事を書いた人

    全国草原再生ネットワーク事務局員。2児の母。ものづくり好き。
    大学では環境生態学を専攻していました。
    ここではWEBデータベース制作と、各草原のデータ記入を主に担当しています。草原情報をぜひお寄せください!

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