生きものの保全

日本の草原データベースとは・・・

全国草原再生ネットワークでは、日本各地の草原のデータベース化を進めています。
現在、情報は主に以下の方法で集めています。
 ・保全団体、個人からの情報提供
 ・エクスカーション(現地見学)による現地の確認
 ・アンケートによる実態の把握
 ・インターネット検索
なるべく多くの日本の草原を、実際に目や耳で確認し、より確実な情報の整備を進めていきたいと考えております。しかしながら、数多くの草原に対してスタッフは限られているのが現状です。そのため現在のデータベースはインターネット上の情報に頼っているところが多く、情報の確実性については一部保証できない草原もあります。ご了承の上、ご利用いただけますようお願いいたします。 また、より充実したデータベースとするため、皆様からの情報をお待ちしております。
情報に不足や間違いがございましたら、事務局までご一報お願いいたします。

A.検索条件を指定する

画面右側の「都道府県から見る」よりご指定ください。

B.地図から調べる




地図 読込み中・・・しばらくお待ちください

より大きな地図で 日本の半自然草原マップ を表示

[凡例]
dry 乾性草地:ススキやカリヤス、チガヤといった植物が生育する草地
wet 湿性草地:ヨシやオギといった植物が生育する草地
mow 採草により、草地の利用や管理が行われている。
graze 放牧により、草地の利用や管理が行われている。
fire 火入れ(野焼き・山焼き)により、草地の管理が行われている。
various その他の管理や利用が行われている。  例:山菜採取、生物多様性保全等
midori ※情報整理中、または情報不足です。

与川峠の草原

所在地:長野県大桑村

面積:30ha

西の湖のヨシ原_近江八幡市安土町下豊浦

所在地:滋賀県近江八幡市 > 安土町下豊浦 巴地先

面積:3ha

北之庄沢のヨシ原

所在地:滋賀県近江八幡市 > 北之庄町

面積:8ha

北之庄は、滋賀県近江八幡市の八幡山(鶴翼山)北東部に位置し、古くから琵琶湖に繋がる水郷地帯。


隣接する「西の湖(内湖)」一帯は、日本で第1号となる重要文化的景観に選定され、北之庄町は、第3次選定範囲として農地・里山等が選ばれている。


北之庄沢にはヨシ原が広がり、水郷めぐりなど観光利用もされている。1994〜2000年にヘドロ対策で浚渫されたあと、かつての美しさを取り戻そうと地元有志で「北之庄沢を守る会」が設立され、流入ゴミを毎週回収し、ヨシ刈りをするなどして景観を保っている。

福島潟のヨシ原

所在地:新潟県新潟市 > 北区前新田乙

面積:100ha

福島潟は新潟市の東方に位置し、全体の面積は262ha。


国の天然記念物であり豊栄地区の鳥でもあるオオヒシクイをはじめとする220種類以上の渡り鳥が飛来し、繁殖地や越冬地として利用する鳥類も多い。国指定福島潟鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されており、また、日本で最初の「1級鳥類観測ステーション」が設置された場所でもある。山階鳥類研究所による標識リングを使った調査が毎年行われている。


水生・湿性植物なども450種類以上確認されており、特にオニバスの日本北限の自生地として、ミズアオイ、ミクリなど全国的にも希少となっている植物の自生地として知られている。

三瓶山

所在地:島根県大田市 > 三瓶町小屋原

面積:33ha(西の原全体60haのうち火入れ区の面積。三瓶山周辺の草地面積は、1900年頃には 2,400haであったが,1950年頃には
1,250haに,2000年代には 300haに減少した。)

三瓶山の山麓には、西の原、東の原、北の原と呼ばれる草原があり、広々とした風景や牧歌的な景観を楽しむことができる。


毎年3月には西の原で火入れが行われ、三瓶山に春を告げる風物詩となっている。

五ヶ所高原

所在地:宮崎県高千穂町 > 大字五ヶ所

面積:4.76ha

熊本県高森町との県境に位置し、なだらかな丘陵地に広がる平均標高800mの草原。


県内で最も早く重要生息地に指定された地域であり、日本の南限域とされるヒメユリをはじめとする希少植物が生育しているほか、ゴマシジミやヒメシロチョウの生息地として重要である。チョウ類の保護を通じて、様々な生物を育む草原環境が保全されている。

蒜山高原

所在地:岡山県真庭市 > 蒜山上徳山、蒜山西茅部、蒜山湯船の一部

面積:

蒜山高原は標高500mから600m程度の高原地帯であり、西日本を代表する人気のリゾート地帯。蒜山三座(100万年前から60万年前まで活動していた火山)の中腹にあたり、「黒ボコ」といわれる火山灰土壌が広がる。


昭和初期までは軍用地で、射爆場や軍用馬の養成場として使われていた。


1940年代には今の18倍の面積で山焼きが行われていたが、現在は牧草地に造成された残りの斜面を焼くなど小面積になっている。しかし、複数箇所で地元住民や団体による山焼きが続けられており、点在するサクラソウ自生地の維持のための努力もなされている。

★草原DBサンプル

所在地:島根県大田市 > 三瓶町小屋原

面積:33ha(備考:○○○)

三瓶山の山麓には、西の原、東の原、北の原と呼ばれる草原があり、広々とした風景や牧歌的な景観を楽しむことができる。


毎年3月には西の原で火入れが行われ、三瓶山に春を告げる風物詩となっている。

開田高原

所在地:長野県木曽町

面積:

開田高原は旧開田村を表す住所の名称であり、その中に草地が点在している。開田高原は伝統的な木曽馬の飼育地であり、現在も小規模ながら継続されている。また、野草放牧地での牛の放牧も行われている。


木曽馬の飼育が盛んだった1950年代には、広大な採草地が広がり「採草地を半分にわけ、ある年片方のみ、春先に火入れをし、秋にそこで採草する。もう一方は、翌年の春に火入れし、秋に採草する」ことを交互に繰り返す独特な草地管理が行われてきた。これらの採草地ではキキョウやオミナエシが見られ、かつて盆花として利用されていた。


また、採草地は長野県内で唯一のチャマダラセセリ生息地であり、草刈りや火入れなどの保護活動が行われている。チャマダラセセリは環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠB類、長野県版レッドリスト絶滅危惧ⅠA類、長野県希少野生動物保護条例指定の希少な草原性チョウであり、許可なく捕獲・採集することが禁じられている。

恩原高原

所在地:岡山県鏡野町

面積:

ベニヤ原生花園

所在地:北海道浜頓別町 > 智福(ちふく)

面積:330ha
(googlemapからの自動計算 196m)

北オホーツク道立自然公園の中心地ベニヤ原生花園は、100種以上の花々が咲き乱れる自然公園。


観光客向けの木道や看板が整備され、花期である5月中旬から9月中旬は人々で賑わう。

細野高原

所在地:静岡県東伊豆町 > 稲取

面積:125ha
(googlemapからの自動計算 127m)

稲取地区の山間部に広がる125haの広大なススキ草原。海まで見渡せ眺望がよく、スカイスポーツも盛ん。


100年以上前から伝統的に山焼きが行われ、家畜の飼料や堆肥として使われてきた。現在ではワラビ生産、観光山菜園、みかん畑の敷草などとして利用されている。


秋には各種ススキイベントが催され、観光にも力を入れている。

吾妻山

所在地:広島県庄原市 > 大膳原、比和町森脇

面積:

海岸草原_礼文島

所在地:北海道礼文町

面積:

雄琴川河口のヨシ原

所在地:滋賀県大津市 > 雄琴六丁目

面積:2.4ha(平成3年調査。ヨシ刈り面積は1ha程度。)

きらら浜自然観察公園のヨシ原

所在地:山口県山口市 > 阿知須509-53

面積:6ha

小清水原生花園

所在地:北海道小清水町

面積:275ha

東西8km・最大幅800mの細長く伸びる原生花園で、北側をオホーツク海・南側を汽水の濤沸湖(とうふつこ)で挟まれている。海沿いにJR釧路本線・国道244号線が走り、それを境に海側が海岸砂丘草原、湖側が湿性草原となる。


年間で約200種の植物が見られ、夏のシーズンには約40種の美しい花々が観光客を楽しませる。


花が減って牧草ばかりになった時期があったが、これは牛馬の放牧が中止(1978)されたことや蒸気機関車が廃止(1975)され火の粉による野火が起こらなくなったことが原因とされている。


調査や試験を経て、現在は毎年の火入れと馬の放牧で美しい景観が維持されている。

西の湖のヨシ原_近江八幡市円山町

所在地:滋賀県近江八幡市 > 円山町地先

面積:63ha(うち、ふるさと文化財の森指定11.3ha)

昔から高品質なヨシ材の供給地として名高く、現在も生業としてのヨシ管理が行われている。


市が近江八幡葭生産組合にヨシ刈り・ヨシ焼きを委託しているため、特に生業として質のいいヨシが採れる場所以外も、トラクターでの刈り倒し後にヨシ焼きをするなどの管理を続けている。

秋吉台

所在地:山口県美祢市

面積:1138ha
(googlemapからの自動計算 1220m)

白い石灰岩が点在するカルスト台地からなる草原で、西日本では阿蘇地域に次いで2番目の面積を持つ。


中世から切り開かれ、草は牛馬の飼料、屋根材などとして利用されてきた。


約600種の植物が生育し、四季の花々はもちろん、秋には一面のススキや、チガヤが赤く染まる草紅葉も楽しめる。

東八甲田・田代高原

所在地:青森県青森市 > 駒込字深沢地内

面積:10〜50ha

6月中旬にレンゲツツジがそこかしこを彩り、多くの人が訪れる。2009年に整備された「田代高原つつじの小経」は約1.5kmの散策路で、3軒の茶屋がある高原からツツジ群落をたどり、湧水にバイカモが揺れるグダリ沼までをつなぐ。


北側の田代牧場では牛を放牧しており、さらに北には田代平湿原があり、多種多様な花が咲く。