サミット・シンポジウム

第11回全国草原サミット・シンポジウム In 上山高原

開催年
2016
開催場所
兵庫県新温泉町
テーマ
人と草原 イヌワシが舞い 但馬牛があそぶ

参加自治体

鳥取県岩美町、島根県大田市、広島県北広島町、熊本県産山村(阿蘇市町村会)、宮崎県串間市、宮崎県川南町、兵庫県神河町、兵庫県豊岡市、兵庫県朝来市、兵庫県香美町、兵庫県新温泉町

プログラム

【第11回全国草原シンポジウム】
 ・基調講演「草原の再生と生物多様性
 ・実践報告
   「上山高原と人の歩み そして再生へ」
   「ススキ再資源化の取り組み~芸北プロジェクト~」
   「野草堆肥における善玉菌のすばらしい世界」
 ・分科会
   第1分科会:「ジオパーク活動と草原
   第2分科会:「地域の草原を維持する仕組みづくり」
   第3分科会:「草資源の農業・畜産への利用方法について」
   第4分科会:「葺き文化の継承のための場の保存・再生」
 ・全体討論会
   分科会からの報告とパネルディスカッション
   「第10回全国草原シンポジウム宣言」の採択

【第11回全国草原サミット】
 ・活動報告と問題提起・意見交換
   「前回全国草原サミットの報告」
   「シンポジウムからの報告と問題提起」
   「各自治体の取り組みと課題」
   「全国草原自治体ネットワークの設立について」
 ・「第11回全国草原サミット宣言」採択

【オプショナルツアー】
現地見学会
上山高原

第11回全国草原サミットin上山高原

第11回全国草原サミットの舞台である上山高原は、周辺集落の人々にとって、田畑の土作り、和放牧や焼き畑、すすきは飼料、葺き屋根等に利用され、生活の一部として維持されてきました。また、地元の子どもたちは毎年上山登山を行い、貴重な教育の場でもありました。

しかしながら、かつて生活に欠かせなかった草原は、利用価値を失い、次々に放棄されてきました。その果、イヌワシをはじめとする草原がもつ生物多様性に悪影響を与えています。また、麓の集落では獣害がひどくなり農作物づくりに弊害が生じています。これらは、全国各地の草原が抱える共通の課題です。

今回のテーマは「人と草原 イヌワシが舞い 但馬があそぶ」。

そこで、この豊かな草原の経済的な価値を再評価し、公益的な役割も確認しつつ草原の維持、保全並びに再生を支援していきます。また、そのためにも全国の草原を有する自治体及び住民が強固なネットワークを構築することが重要です。

草原を維持する新たな仕組みなどを共有し、次世代へと引きついでいくために、次のことを宣言します。

上山高原宣言

一、草原のなりたちから、社会的、公益的な価値を見つめ直し、交流事業を活用しながら、イヌワシを象徴とする生物多様性の維持のため自然環境の保全及び草原再生に向けた取組みを支援します。

一、農業や畜産などへの草資源の利用はもとより、ジオパーク活動等の新しい視点や枠組みを通じて、草原の有する良好な自然資源を教育、文化、観光、産業振興に利活用できる社会環境を整備します。

一、草原の大切さと公益的価値を広く国民にアピールするため、関係機関と連携しながら親しみやすい「全国草原100選」を選定していきます。

一、全国の草原を有する自治体が情報を共有し、新たな保全対策に向けて連携して行動していくために「全国草原自治体ネットワーク」を設立します。

平成28年10月17日

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