サミット・シンポジウム

第9回 全国草原サミット・シンポジウム in みなかみ

開催年
2012
開催場所
群馬県みなかみ町
テーマ
〜川でつながる草原の恵み〜 流域コモンズで分かち合う、水源地域の豊かな自然と暮らし

参加自治体

群馬県みなかみ町、広島県北広島町、茨城県取手市、群馬県沼田市、群馬県片品村、群馬県川場村、群馬県昭和村、島根県大田市、熊本県西原村

プログラム

【全国草原シンポジウム】
 ・基調講演「里山における人の営みが、生物多様な環境を維持する」
 ・各地の実践報告
   乙女高原
   阿蘇
   みなかみ町上ノ原
 ・分科会
   第1分科会:「生態系サービスの見える化」
   第2分科会:「草資源()の多面的な利用とこれからの葺き」
   第3分科会:「流域コモンズによる生物多様性保全と価値評価」
   第4分科会:「草原と観光(ニューツーリズム)」
 ・全体討論会

【第9回全国草原サミット】
 ・草原サミットの趣旨説明
 ・前回草原サミットの報告
 ・草原シンポジウムからの報告及び問題提起
 ・各自治体における取り組み状況・ディスカッション
  茨城県取手市
  群馬県沼田市
  群馬県片品村
  群馬県川場村
  群馬県昭和村
  島根県大田市
  熊本県阿蘇郡西原村
 ・ディスカッションまとめ
 ・全国草原サミット宣言

【全体プログラム】
 ・現地見学会
   見学コース:上ノ原「入会の森」見学〜藤原ダムサイト〜諏訪神社〜雲越家住宅
   刈り体験コース:茅刈り講習会〜茅刈り
 ・星空観察会

第9回全国草原サミットみなかみ宣言

 春の野焼き、草をはむ、風にそよぐ草、秋の草もみじ、冬には一面の銀世界。四季折々に姿を変える草原は美しく、花や虫などさまざまないのちにあふれ、私たちを魅了してやみません。
 かつて草を使うことで保たれてきた日本各地の草原も、時代の変化とともにあるものは放置され、またあるものは開発され、いつの間にかわずかになってしまいました。
 残された草原も、地域の過疎化や高齢化が進み、このままでは管理をし続けることが難しくなっています。
 草は、刈っても刈っても生えてくる頼もしい資源です。先人たちは、そうした草原の恵みを上手に活かす仕組みと知恵を育んできました。日本の「草の文化」です。しかしそれもまた失われようとしています。
 草原に今日的な価値を見いだし、草原を活用し、守ろうという新しい動きもあります。バイオマスエネルギーや建築材、エコツーリズムや文化、環境学習の場、生物多様性保全の場など、地域づくりに活かす試みが各地で見られるようになりました。
 草の文化を引き継ぎ、こうした新たな動きをよりいっそう進めるために私たちは、多くの人が草原を知り、理解を深める機械を提供してまいります。
 また、草原を守り、草原の恵みをこれからも享受するために、草原にかかわって暮らす人やさまざまな取り組みを行う人の活動を支援することに最善を尽くします。
 草原を持つ自治体だけでなく、都市部の自治体も協力・恊働して草原にかかわり、その恵みを多くの人々で分かち合い、支え合うことを目指します。
 そのためには自治体同士が連携を深め、首長をはじめ地域住民が交流し、情報交換を行うことが重要です。現代まで残る貴重な草原をこれ以上失うことなく、美しい姿で後世に引き継ぐために、今後も私たちは交流を継続し、全国の草原を保全・活用する取り組みを続けることを、群馬県みなかみ町において宣言します。

平成24年10月29日

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