草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

草泊まり :くさどまり

ススキなどの草で作った簡易の野営小屋。昔、集落から離れた採草地で何日にも渡って草刈りをする際、集落との往復の手間を省くために使われた。阿蘇地方では、草原を利用してきた文化、歴史を学ぶため、草泊まりを作る体験授業などが行われている。

草寄せ :くさよせ

刈った草を寄せ集めてまとめること。また、それに使う道具のこと。道具には、電動草刈機の刃先に付ける草寄せパーツや、熊手(レーキ)などを用いる。

消し方 :けしかた

火入れ時に、火消し棒などで火を消していく作業をする役割の人のこと。

恒久防火帯 :こうきゅうぼうかたい

防火帯をコンクリートなどで舗装し、作業道や周遊路にすると同時に、恒久的に可燃物となる植物が生えてこないようにしたもの。

茅すぐり :かやすぐり

採取した茅の束から、資材として重要な棹のみを選り分けるために、余分な葉や混ざりこんだ茅以外の植物を取り除き、採取した茅の束に交じる茅以外の植物を除き、茅の長さなどを揃える作業のこと。

 :かん

イネ科の茎のこと。茎には節があり、節以外は中空となっている。茅葺きは、その表面に茅の稈の断面が露出しており、これにより水が軒先へ流れやすい構造になっている。

ガンギ棒 :がんぎぼう

茅葺きの茅を揃えるための道具。ツチの一種。

火災予防条例 :かさいよぼうじょうれい

各市町村長が消防法に基づいて、火災予防のために定めている条例。各地方の事情により必要とされるものや自主的に規制すべきもの等を定めている。火入れを行う際は同条例に基づき消防署長への届け出が必要。

延焼 :えんしょう

火元を超えて周辺に火が燃え広がること。火入れにおいては、火のついた枯れ草等が気流に乗って防火帯を超えて着地し、周辺の草原や林地などに火が広がっていくこと。