火入れ :ひいれ 主に冬から春にかけて行われる、草原に火を放って地上部を焼き払う行為。植生の遷移(森林化)を断ち切り、人為的に草原の状態に留める役割がある。これにより健やかな芽吹きを促すとも、畜産に有害なダニを駆除するとも言われている。
火消し棒 :ひけしぼう 火を叩き消すための箒状の道具。竹の先を割り広げてカズラを編み込んだものなど。常緑樹の青葉がついた枝をそのまま使う場合もあり、主にスギやヒノキが利用されるが、地方によってはアセビやヤマツバキなどの他の常緑樹が使われることもある。藁などを巻きつけた上で、水につけて用いる地域もある。