茶草場草地群　

2014.08.16

以下の情報は、全国草原再生ネットワークが2017年9月時点で確認しているものです。
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茶草場とは、主に静岡県の伝統的土地利用で、茶園周辺の採草地のことである。晩秋に刈ったススキなどを乾燥させて茶園に敷くために使われる。「静岡の茶草場農法」として2013年に世界農業遺産に認定された。

茶草場は掛川市（主に東山、大野、粟ヶ岳）、菊川市（主に倉沢、富田）、島田市（主に神谷城、大代）、牧之原市（主に東荻間）、川根本町（主に久保尾）の4市1町に散在し、総面積は297haとされている。

茶草場では300種以上の植物が観察され、うち9種が絶滅危惧種である。

菊川市千框（せんがまち）では、江戸時代に馬の牧草地として使われていたため、茶草場を「馬草（まぐさ）場」と呼ぶ人も多い。また、茶草を使って育てられた茶葉は製茶の時に香りが違い、「山側（やまが）の香りがする」と言われている。

立地

所在地	標高	面積
静岡県掛川市＞主に東山、大野、粟ヶ岳	（googlemapからの自動計算　189.1m）

草地タイプ	主な植生
乾生草原185 ／半自然239	ササ20 ススキ73

主な特徴別	管理の目的	土地所有者
	農産物の生産8	個人32 財産区6

行政関与	民間関与	ボランティア関与	その他関与	基金等
周辺の施設整備、観光PR	個人（茶農家）	×	「世界農業遺産『静岡の茶草場農法』推進協議会」による茶草場農法実践者の認定	×

団体が関与する他草原へのリンク
世界農業遺産『静岡の茶草場農法』推進協議会1

施設	自然公園等の指定
	世界農業遺産「静岡の茶草場農法」(2013) 掛川市自然環境の保全に関する条例

困っていること
若手の不足102

近隣に小笠山

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