半自然

日本の草原データベースとは・・・

全国草原再生ネットワークでは、日本各地の草原のデータベース化を進めています。
現在、情報は主に以下の方法で集めています。
 ・保全団体、個人からの情報提供
 ・エクスカーション(現地見学)による現地の確認
 ・アンケートによる実態の把握
 ・インターネット検索
なるべく多くの日本の草原を、実際に目や耳で確認し、より確実な情報の整備を進めていきたいと考えております。しかしながら、数多くの草原に対してスタッフは限られているのが現状です。そのため現在のデータベースはインターネット上の情報に頼っているところが多く、情報の確実性については一部保証できない草原もあります。ご了承の上、ご利用いただけますようお願いいたします。 また、より充実したデータベースとするため、皆様からの情報をお待ちしております。
情報に不足や間違いがございましたら、事務局までご一報お願いいたします。

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[凡例]
dry 乾性草地:ススキやカリヤス、チガヤといった植物が生育する草地
wet 湿性草地:ヨシやオギといった植物が生育する草地
mow 採草により、草地の利用や管理が行われている。
graze 放牧により、草地の利用や管理が行われている。
fire 火入れ(野焼き・山焼き)により、草地の管理が行われている。
various その他の管理や利用が行われている。  例:山菜採取、生物多様性保全等
midori ※情報整理中、または情報不足です。

上ノ原

所在地:群馬県みなかみ町 > 上ノ原

面積:21ha(1年に焼くのは2ha程)
(googlemapからの自動計算 8m)

上ノ原は、かつての茅場(ススキ草原11ha)と薪炭林(ミズナラ林10ha)からなる元入会地(21ha)。これを2013年、森林塾青水(せいすい)がみなかみ町から借り受け、40年ぶりに火入れを再開するなど再生に努めている。


昔は200haの広大な茅場で、牛馬の飼料や屋根材や堆肥として活用されていたが、1960年を最後に地元での葺き替えも行われなくなり、1980年にはゴルフ場がオープンし草原面積は激減した。

中山観光わらび園

所在地:新潟県阿賀町 > 中山

面積:8ha
(googlemapからの自動計算 5.7m)

美ヶ原高原_長和町

所在地:長野県長和町 > 長野県松本市・上田市・小県郡長和町

面積:
(googlemapからの自動計算 90.6m)

新旭町琵琶湖畔のヨシ原

所在地:滋賀県高島市 > 新旭町針江地先

面積:2ha

ハチ高原

所在地:兵庫県香美町 > 鉢伏高原

面積:山焼き区38ha、オミナエシ植栽区0.5ha

鉢伏山麓に広がる高原。「鉢伏高原」と「ハチ高原」は同じ。


高丸山南斜面は火入れを行っている。


採集圧で激減したウスイロヒョウモンモドキの保護のため、2006年から高丸山の小代超え付近0.5haに鹿柵を設置し、オミナエシの苗1,000ポットを植栽して、草刈などの管理を行っている。


2014年、鹿の食害でオミナエシが壊滅的な被害を受け、ウスイロの固体確認数もゼロになってしまったが、2016年に4個体が確認された。依然危機的な状況にある。

隠岐_知夫村

所在地:島根県知夫村

面積:

大野ヶ原高原

所在地:愛媛県伊予市 > 野村町

面積:740ha

日本三大カルストのひとつである四国カルストの西部にあたり、標高は1,000〜1,400m。周囲にこれより高い山がないので眺望がよい。


四国カルストは西から大野ヶ原(愛媛県伊予市)、姫鶴平(愛媛県久万高原町)、五段高原(愛媛県久万高原町と高知県檮原町・津野町)、天狗高原(高知県津野町)と連なる。南側の源氏ヶ駄場も大野ヶ原高原に含み、ここにはホルスタインなど乳牛が放牧されている。


1907年、大野ヶ原一帯が陸軍大砲実弾射撃大練兵場に指定され、第二次世界大戦中は軍用馬の放牧場として使われた。戦後には開拓地となったが、土壌が酸性のうえ豪雪地帯でもあったので農地に適さず、放牧が盛んになった。四国カルストは以前、中国四国農政局 四国カルスト草地改良事業所による大規模草地造成事業が行われたため、牧草地でない半自然草原が残っているか確認が必要である。


伊予市最後(愛媛県最後であった可能性も)の茅葺き職人浅野頼光さんが2014年に亡くなり、この地方の茅葺き技術は途絶えた。大野ヶ原の茅が使われた野村町平野地区にある「松の窪堂」は、市内の材料で市内の職人が葺いた最後の茅葺屋根となった。それ以降は高知県の職人に依頼している。


1997年に野村町の市指定文化財「土居家」の葺き替えをした際は、「一人一束運動」と称して1万5000束を住民の手で3年がかりで集めた。

大久保草原

所在地:長崎県佐世保市 > 宇久町大久保(大首、餅ノ木、道田、二反間、五反間、藤畑、ヒチカエ、外)

面積:35ha
(googlemapからの自動計算 10m)

以下佐世保市レッドリスト2013「保全することが望ましい地域」より抜粋。


『宇久島の草原に共通するのは海に接していることであり、本土側とは異なった草原性植物が見られる。特に、ゲンカイミミナグサ・ナンテンハギ・ヒメケフシグロは市内で唯一の生育地である。また、希少植物のヒゴタイ(大陸遺存種)やムジナノカミソリ近似種の生育地でもある。』

緑川河川敷のヨシ原

所在地:熊本県熊本市

面積:

由布岳

所在地:大分県由布市

面積:100ha以上