秋吉台草原シンポジウム2001/全国山焼きサミット in 秋吉台
テーマ | 今、草原に必要なこと |
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開催場所 | 山口県秋芳町(現 山口県美祢市)1 |
参加自治体 | 北海道小清水町4大分県久住町(現 大分県竹田市)4奈良県曽爾村1宮崎県串間市4山口県秋芳町(現 山口県美祢市)5山口県美東町(現 山口県美祢市)5山口県美祢市3島根県大田市9 |
プログラム
【秋吉台草原シンポジウム2001】
- 基調講演
- 分科会
- 第1分科会:「観光と保全」ー事例発表ー
- 第2分科会:「生態系と保全」ー事例発表ー
- 第1分科会:「なりわいと保全」ー事例発表ー
- 第1分科会:「観光と保全」ー事例発表ー
- シンポジウム
- 特別講演「自然の中の動物たち〜ものまねと楽しいお話」
【全国山焼きサミットin秋吉台】
- 全国草原サミット
秋吉台宣言
今、草原景観は存亡の危機を迎えています。この危機は、そのまま草原に生きる虫や草花の絶滅の危機を招くと同時に、先人達が築いてきた草原文化を根底から揺るがそうとしています。農林業や畜産業の衰退によって、採草や放牧という利用目的が失われつつあるからです。草原景観の維持は、各地域共通の問題点です。
一方で、社会の進展と高度化によって、蝕まれ披露した心の癒しの場所として、美しい草原には多くの人々が訪れるようになりました。人々の健康と安らぎにとって、草原はかけがえのない場所となってきたのです。そこには観光、福祉、健康という新たな生業も育ちつつあります。
本日「秋吉台山焼きサミット」に集う自治体は、草原景観を「地域の宝」、「国民の財産」として維持保全していくことを話し合いました。また共に、「人々の癒しの草原」を管理保全する責務も認識しながら、運営上貧窮している実情も協議しました。今後は機会あるごとに、こうした実情を国や国民に訴えかけ、「国民の財産」、「地域の宝」として、援助と支援を要請しながら、草原景観の維持保全に一層の努力を傾注することを宣言いたします。
2001年2月17日