草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

野草堆肥 :やそうたいひ

野草で作った堆肥のこと。近年の研究で、野草堆肥には善玉菌が非常に豊富に含まれており、生産物の質向上や、連作障害の防止などに効果があることが明らかとなり、注目されつつある。

山地酪農 :やまちらくのう

野草地に乳牛を通年放牧する酪農の手法。改良草地を必要としないため、草地更新にかかる労力を必要とせず、また野草地の生物多様性も高くなる。

有畜農家 :ゆうちくのうか

家畜を所有する農家のこと。かつての日本においては、農作業に使役動物を従事させたため、ほとんどの農家が家畜を飼育していた。しかしながら、現在は農業機械や化学肥料の発展に伴い、使役動物はもっぱら用いられないため、ほとんどの農家が無畜農家である。そのため、今日では日常的にこれらの農家を区別することはない。
阿蘇地方では、草原の入会権を牧野組合が有してきたことから、牧野組合に加入する農家の分類のために使われている。

預託方式 :よたくほうしき

農家から委託された牛をまとめて放牧する方式のこと。土地や放牧作業の効率化が図られる。

放牧肥育 :ほうぼくひいく

牧柵 :ぼくさく

家畜が逃げないように放牧地に設置された柵のこと。

牧草 :ぼくそう

家畜の餌となる草のこと。狭義には、栄養価の高い外来の草本を差し、これらを特に外来牧草ともいう。

牧草飼育牛肉 :ぼくそうしいくぎゅうにく

牧野 :ぼくや

家畜の放牧または飼料・敷料の採取に使われる土地。

牧野組合 :ぼくやくみあい

牧野を共有し利用・管理する、地域の畜産農家などからなる組合。