茶草場草地群
以下の情報は、全国草原再生ネットワークが2017年9月時点で確認しているものです。
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茶草場とは、主に静岡県の伝統的土地利用で、茶園周辺の採草地のことである。晩秋に刈ったススキなどを乾燥させて茶園に敷くために使われる。「静岡の茶草場農法」として2013年に世界農業遺産に認定された。
茶草場は掛川市(主に東山、大野、粟ヶ岳)、菊川市(主に倉沢、富田)、島田市(主に神谷城、大代)、牧之原市(主に東荻間)、川根本町(主に久保尾)の4市1町に散在し、総面積は297haとされている。
茶草場では300種以上の植物が観察され、うち9種が絶滅危惧種である。
菊川市千框(せんがまち)では、江戸時代に馬の牧草地として使われていたため、茶草場を「馬草(まぐさ)場」と呼ぶ人も多い。また、茶草を使って育てられた茶葉は製茶の時に香りが違い、「山側(やまが)の香りがする」と言われている。
立地
所在地 | 標高 | 面積 |
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静岡県掛川市 > 主に東山、大野、粟ヶ岳 | (googlemapからの自動計算 189.1m) |
生態
草 地タイプ | 主な植 生 |
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乾生草原185 / 半自然239 | ササ20ススキ73 |
管理の概要
主な特徴別 | 管理の目的 | 土地所有者 |
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農産物の生産8 | 個人32財産区6 |
関与団体
行政関与 | 民間関与 | ボランティ ア関与 | その他関与 | 基金等 |
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周辺の施設整備、観光PR | 個人(茶農家) | × | 「世界農業遺産『静岡の茶草場農法』推進協議会」による茶草場農法実践者の認定 | × |
団体が関与する他草原へのリンク |
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世界農業遺産『静岡の茶草場農法』推進協議会1 |
施設
施設 | 自然公園等の指定 |
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世界農業遺産「静岡の茶草場農法」(2013) 掛川市自然環境の保全に関する条例 |
課題・困っていること
困っていること |
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若手の不足102 |
観光情報
近隣に小笠山
文献・書籍
関連文献 | 関連Book |
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