朽木フィールドステーション

日本の草原データベースとは・・・

全国草原再生ネットワークでは、日本各地の草原のデータベース化を進めています。
現在、情報は主に以下の方法で集めています。
 ・保全団体、個人からの情報提供
 ・エクスカーション(現地見学)による現地の確認
 ・アンケートによる実態の把握
 ・インターネット検索
なるべく多くの日本の草原を、実際に目や耳で確認し、より確実な情報の整備を進めていきたいと考えております。しかしながら、数多くの草原に対してスタッフは限られているのが現状です。そのため現在のデータベースはインターネット上の情報に頼っているところが多く、情報の確実性については一部保証できない草原もあります。ご了承の上、ご利用いただけますようお願いいたします。 また、より充実したデータベースとするため、皆様からの情報をお待ちしております。
情報に不足や間違いがございましたら、事務局までご一報お願いいたします。

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[凡例]
dry 乾性草地:ススキやカリヤス、チガヤといった植物が生育する草地
wet 湿性草地:ヨシやオギといった植物が生育する草地
mow 採草により、草地の利用や管理が行われている。
graze 放牧により、草地の利用や管理が行われている。
fire 火入れ(野焼き・山焼き)により、草地の管理が行われている。
various その他の管理や利用が行われている。  例:山菜採取、生物多様性保全等
midori ※情報整理中、または情報不足です。

椋川の茅場

所在地:滋賀県高島市 > 今津町椋川字尾條508番2

面積:0.5ha

椋川のECC学園の裏にある、65m×80mほどの斜面。滋賀県立大学の黒田教授を代表とする朽木フィールドステーションという取り組みで、椋川集落の茅葺き民家の修復のため、カヤダイラ(茅場)を復元しようとするものである。


元は鹿の食害で裸地になった部分で、地主の了解を得て2008年12月からススキやコナラを移植し、獣害ネットを張り巡らせた。2013年4月に20m×30mをトタンで囲って防火帯とし、火入実験を行った。


昭和30年代後半を最後に椋川での山焼きは途絶えている。以前は4月中旬に、山に一斉に火を入れて、茅場やホトラ(牛の餌や肥料のため草や木の芽を刈り取ったものでカリボシとも言う)山を管理していた。