小清水原生花園
所在地:北海道小清水町
面積:275ha
東西8km・最大幅800mの細長く伸びる原生花園で、北側をオホーツク海・南側を汽水の濤沸湖(とうふつこ)で挟まれている。海沿いにJR釧路本線・国道244号線が走り、それを境に海側が海岸砂丘草原、湖側が湿性草原となる。
年間で約200種の植物が見られ、夏のシーズンには約40種の美しい花々が観光客を楽しませる。
花が減って牧草ばかりになった時期があったが、これは牛馬の放牧が中止(1978)されたことや蒸気機関車が廃止(1975)され火の粉による野火が起こらなくなったことが原因とされている。
調査や試験を経て、現在は毎年の火入れと馬の放牧で美しい景観が維持されている。