市町村

日本の草原データベースとは・・・

全国草原再生ネットワークでは、日本各地の草原のデータベース化を進めています。
現在、情報は主に以下の方法で集めています。
 ・保全団体、個人からの情報提供
 ・エクスカーション(現地見学)による現地の確認
 ・アンケートによる実態の把握
 ・インターネット検索
なるべく多くの日本の草原を、実際に目や耳で確認し、より確実な情報の整備を進めていきたいと考えております。しかしながら、数多くの草原に対してスタッフは限られているのが現状です。そのため現在のデータベースはインターネット上の情報に頼っているところが多く、情報の確実性については一部保証できない草原もあります。ご了承の上、ご利用いただけますようお願いいたします。 また、より充実したデータベースとするため、皆様からの情報をお待ちしております。
情報に不足や間違いがございましたら、事務局までご一報お願いいたします。

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[凡例]
dry 乾性草地:ススキやカリヤス、チガヤといった植物が生育する草地
wet 湿性草地:ヨシやオギといった植物が生育する草地
mow 採草により、草地の利用や管理が行われている。
graze 放牧により、草地の利用や管理が行われている。
fire 火入れ(野焼き・山焼き)により、草地の管理が行われている。
various その他の管理や利用が行われている。  例:山菜採取、生物多様性保全等
midori ※情報整理中、または情報不足です。

大野ヶ原高原

所在地:愛媛県伊予市 > 野村町

面積:740ha

日本三大カルストのひとつである四国カルストの西部にあたり、標高は1,000〜1,400m。周囲にこれより高い山がないので眺望がよい。


四国カルストは西から大野ヶ原(愛媛県伊予市)、姫鶴平(愛媛県久万高原町)、五段高原(愛媛県久万高原町と高知県檮原町・津野町)、天狗高原(高知県津野町)と連なる。南側の源氏ヶ駄場も大野ヶ原高原に含み、ここにはホルスタインなど乳牛が放牧されている。


1907年、大野ヶ原一帯が陸軍大砲実弾射撃大練兵場に指定され、第二次世界大戦中は軍用馬の放牧場として使われた。戦後には開拓地となったが、土壌が酸性のうえ豪雪地帯でもあったので農地に適さず、放牧が盛んになった。四国カルストは以前、中国四国農政局 四国カルスト草地改良事業所による大規模草地造成事業が行われたため、牧草地でない半自然草原が残っているか確認が必要である。


伊予市最後(愛媛県最後であった可能性も)の茅葺き職人浅野頼光さんが2014年に亡くなり、この地方の茅葺き技術は途絶えた。大野ヶ原の茅が使われた野村町平野地区にある「松の窪堂」は、市内の材料で市内の職人が葺いた最後の茅葺屋根となった。それ以降は高知県の職人に依頼している。


1997年に野村町の市指定文化財「土居家」の葺き替えをした際は、「一人一束運動」と称して1万5000束を住民の手で3年がかりで集めた。

坊ガツル

所在地:大分県竹田市 > 久住町大字有氏

面積:53ha
(googlemapからの自動計算 39.7m)

九州を代表する九重(くじゅう)連山(九州本土最高峰の中岳、久住山、三俣山、大船山、平治岳等)に囲まれた静かな盆地であり古くからの登山基地でもある。


九重火山群の山岳地域に形成された標高1,230m~1,270m の中間湿原。山岳地域に形成された中間湿原としては、国内最大級の面積を有し、多様な地質・地形を反映した植生分布となっており、我が国を代表する湿地のタイプである。

金目観光わらび園_小国町

所在地:山形県小国町 > 大字金目地内

面積:5ha
(googlemapからの自動計算 4.5m)

英彦山/鷹巣原高原

所在地:福岡県添田町 > 大字英彦山

面積:6ha

英彦山スキー場跡地で、斜面6haにススキ原が広がっている。今は英彦山野営場がある。

由布岳

所在地:大分県由布市

面積:100ha以上

上ノ原

所在地:群馬県みなかみ町 > 上ノ原

面積:21ha(1年に焼くのは2ha程)
(googlemapからの自動計算 8m)

上ノ原は、かつての茅場(ススキ草原11ha)と薪炭林(ミズナラ林10ha)からなる元入会地(21ha)。これを2013年、森林塾青水(せいすい)がみなかみ町から借り受け、40年ぶりに火入れを再開するなど再生に努めている。


昔は200haの広大な茅場で、牛馬の飼料や屋根材や堆肥として活用されていたが、1960年を最後に地元での葺き替えも行われなくなり、1980年にはゴルフ場がオープンし草原面積は激減した。

こしき岩

所在地:長崎県長崎市 > 田手原町こしき岩

面積:

市街地の東部に位置し、標高約370mの里山林と草原が残されている。


市街地近郊に位置しながら、県で希少な野生動植物が生息生育する里地里山のうち、特に重要な地域として「長崎県重要里地里山」に選定されており、良好な草地環境が維持されている。ツマグロキチョウやイヌハギなど草原性の希少な動植物の生息・生育が確認されている。

飯田高原

所在地:大分県九重町 > 大字田野(野焼きは泉水山、一目山、大将軍山、豊後渡など)

面積:10〜50ha

田島ケ原サクラソウ自生地

所在地:埼玉県さいたま市 > 桜区大字西堀ほか

面積:4.12ha(2ヶ所の合計)

田島ケ原サクラソウ自生地は、サクラソウ自生地として唯一の国指定特別天然記念物で、桜草公園の中心にある。


他の荒川流域のサクラソウ自生地がほぼ消失してしまった現在では、大変貴重な存在である。江戸時代から変異に富むサクラソウで知られ、古典園芸植物としての多くの品種がこの地から生まれたと言われる。


約100万株のサクラソウをはじめ、約250種の植物が自生し季節を通して楽しめる。


大場町の草原

所在地:長崎県諫早市 > 大場町(片木、瀬々田、岩屋口)

面積:17.7ha(3箇所のうち最大の岩屋口集落の草原は11.3ha)