川口の神宮御萱場
所在地:三重県度会町 > 川口
面積:100ha
伊勢神宮の御料材(ごりょうざい)としての茅を採取するため、1943年に定められた御萱場(おかやば)。明治以前は一定の萱場は存在せず、神領である度会郡や多気郡の山間から採取したとされているが、開発により萱場が減り、安定供給の必要が出てきた。
1942年から約1年間、青少年団の奉仕活動として、森林の開墾・抜根・道路の開通・カヤの植栽などを行ったが、戦時中のため物資の確保などに苦労したと記録されている。戦後は青少年団が日本青伸会を設立し、現在は公益社団法人として奉仕活動を続けている。
川口萱地は現在、神宮司庁営林部が管理しており、毎日の点検などが行われている。