岩木川のヨシ原
所在地:青森県五所川原市
面積:400ha(河口から遡って11kmまでの両岸。ヨシ原の最大幅は300m)
汽水湖である十三湖に岩木川が注ぐ河口には約40haの広大なヨシ原が広がる。一帯は多くの渡り鳥が訪れるほか、希少なオオセッカの繁殖地である。
古くからヨシ刈りが行われ、重要な現金収入の源であった。土地自体は国有地であるものの、生えているヨシについては近隣集落の強い権利が認められてきた。
ヨシの利用が少なくなってからは荒廃が進み、火入れを行ったが反対意見が根強く、代替案としてヨシペレットが検討されている。
これらの経緯には、多くの研究者がオオセッカや火入れ等の調査を通じて関わってきた。