ススキ

日本の草原データベースとは・・・

全国草原再生ネットワークでは、日本各地の草原のデータベース化を進めています。
現在、情報は主に以下の方法で集めています。
 ・保全団体、個人からの情報提供
 ・エクスカーション(現地見学)による現地の確認
 ・アンケートによる実態の把握
 ・インターネット検索
なるべく多くの日本の草原を、実際に目や耳で確認し、より確実な情報の整備を進めていきたいと考えております。しかしながら、数多くの草原に対してスタッフは限られているのが現状です。そのため現在のデータベースはインターネット上の情報に頼っているところが多く、情報の確実性については一部保証できない草原もあります。ご了承の上、ご利用いただけますようお願いいたします。 また、より充実したデータベースとするため、皆様からの情報をお待ちしております。
情報に不足や間違いがございましたら、事務局までご一報お願いいたします。

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[凡例]
dry 乾性草地:ススキやカリヤス、チガヤといった植物が生育する草地
wet 湿性草地:ヨシやオギといった植物が生育する草地
mow 採草により、草地の利用や管理が行われている。
graze 放牧により、草地の利用や管理が行われている。
fire 火入れ(野焼き・山焼き)により、草地の管理が行われている。
various その他の管理や利用が行われている。  例:山菜採取、生物多様性保全等
midori ※情報整理中、または情報不足です。

北富士演習場_富士吉田市

所在地:山梨県富士吉田市 > 梨ヶ原

面積:2,000ha(演習全体は4,597ha)
(googlemapからの自動計算 1670m)

富士山北麓の富士吉田市、山中湖村にまたがる面積4,597haの演習場。敷地南側は東富士演習場と接している。

神鍋高原

所在地:兵庫県豊岡市

面積:23.5ha(万場スキー場)

神鍋高原は広い地域名で、その中で「神鍋山の火口部および外側斜面の山焼き」「万場スキー場のカヤ刈り」を記載する。

塩塚高原_三好市

所在地:徳島県三好市 > 三好市山城町平野

面積:20ha(新宮町と合わせて)

大平山(扇山)

所在地:大分県別府市 > 大字鶴見字大平

面積:95ha

東八甲田・田代高原

所在地:青森県青森市 > 駒込字深沢地内

面積:10〜50ha

6月中旬にレンゲツツジがそこかしこを彩り、多くの人が訪れる。2009年に整備された「田代高原つつじの小経」は約1.5kmの散策路で、3軒の茶屋がある高原からツツジ群落をたどり、湧水にバイカモが揺れるグダリ沼までをつなぐ。


北側の田代牧場では牛を放牧しており、さらに北には田代平湿原があり、多種多様な花が咲く。

高座山草原

所在地:山梨県忍野村

面積:30ha
(googlemapからの自動計算 23.8m)

砥峰高原

所在地:兵庫県神河町 > 神崎郡神河町川上

面積:90ha

約90haと、西日本有数の広さを誇る草原。草原内に点在する湿原には希少な植物が見られる。


周氷河地形の一種「化石周氷河斜面」であるとされ、なだらかな起伏の斜面が続く。また、タタラ製鉄のための砂鉄採取の痕跡もいくつか観察できる。

大野ヶ原高原

所在地:愛媛県伊予市 > 野村町

面積:740ha

日本三大カルストのひとつである四国カルストの西部にあたり、標高は1,000〜1,400m。周囲にこれより高い山がないので眺望がよい。


四国カルストは西から大野ヶ原(愛媛県伊予市)、姫鶴平(愛媛県久万高原町)、五段高原(愛媛県久万高原町と高知県檮原町・津野町)、天狗高原(高知県津野町)と連なる。南側の源氏ヶ駄場も大野ヶ原高原に含み、ここにはホルスタインなど乳牛が放牧されている。


1907年、大野ヶ原一帯が陸軍大砲実弾射撃大練兵場に指定され、第二次世界大戦中は軍用馬の放牧場として使われた。戦後には開拓地となったが、土壌が酸性のうえ豪雪地帯でもあったので農地に適さず、放牧が盛んになった。四国カルストは以前、中国四国農政局 四国カルスト草地改良事業所による大規模草地造成事業が行われたため、牧草地でない半自然草原が残っているか確認が必要である。


伊予市最後(愛媛県最後であった可能性も)の茅葺き職人浅野頼光さんが2014年に亡くなり、この地方の茅葺き技術は途絶えた。大野ヶ原の茅が使われた野村町平野地区にある「松の窪堂」は、市内の材料で市内の職人が葺いた最後の茅葺屋根となった。それ以降は高知県の職人に依頼している。


1997年に野村町の市指定文化財「土居家」の葺き替えをした際は、「一人一束運動」と称して1万5000束を住民の手で3年がかりで集めた。

十文字原演習場

所在地:大分県別府市 > 大字南畑字十文字

面積:200ha

安比高原

所在地:岩手県八幡平市 > 中のまきば、焼野まきば、奥のまきば

面積:376ha(中のまきばと奥のまきばを合わせた野草地合計。人工草地91ha併設。)

中のまきば、焼野まきば、奥のまきばの3ヶ所からなる。


約1,000年前から草原として利用されていたらしいことが分かっている。