半自然

日本の草原データベースとは・・・

全国草原再生ネットワークでは、日本各地の草原のデータベース化を進めています。
現在、情報は主に以下の方法で集めています。
 ・保全団体、個人からの情報提供
 ・エクスカーション(現地見学)による現地の確認
 ・アンケートによる実態の把握
 ・インターネット検索
なるべく多くの日本の草原を、実際に目や耳で確認し、より確実な情報の整備を進めていきたいと考えております。しかしながら、数多くの草原に対してスタッフは限られているのが現状です。そのため現在のデータベースはインターネット上の情報に頼っているところが多く、情報の確実性については一部保証できない草原もあります。ご了承の上、ご利用いただけますようお願いいたします。 また、より充実したデータベースとするため、皆様からの情報をお待ちしております。
情報に不足や間違いがございましたら、事務局までご一報お願いいたします。

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[凡例]
dry 乾性草地:ススキやカリヤス、チガヤといった植物が生育する草地
wet 湿性草地:ヨシやオギといった植物が生育する草地
mow 採草により、草地の利用や管理が行われている。
graze 放牧により、草地の利用や管理が行われている。
fire 火入れ(野焼き・山焼き)により、草地の管理が行われている。
various その他の管理や利用が行われている。  例:山菜採取、生物多様性保全等
midori ※情報整理中、または情報不足です。

熊ヶ谷放牧場

所在地:鹿児島県南九州市 > 頴娃野牧之内15025-1

面積:

沢内天然ワラビ園

所在地:岩手県西和賀町 > 沢内貝沢

面積:9ha(元山林原野(繁殖牛の放牧地?))

市野ワラビの里

所在地:秋田県湯沢市 > 皆瀬字駒泣かせ地内(滝ノ原山中腹)

面積:?

金目観光わらび園_小国町

所在地:山形県小国町 > 大字金目地内

面積:5ha
(googlemapからの自動計算 4.5m)

前田観光わらび園

所在地:福島県飯舘村 > 前田字福田地内

面積:19ha
(googlemapからの自動計算 15.8m)

東日本大震災の原発事故による全村避難中であり、復帰の目処は立っていない。


以下、震災前の時点で情報収集した草原の管理状態を記載する。

渡良瀬遊水地_板倉町

所在地:群馬県板倉町 > 海老瀬付近

面積:(遊水地全体3300haのうち栃木県(栃木市、野木町、板倉町)で9割)
(googlemapからの自動計算 43.1m)

渡良瀬遊水地は1930年、足尾鉱毒事件の鉱毒を沈殿し無害化するため、渡良瀬川下流に造成された約33km2の巨大な遊水地である。


栃木県(栃木市、小山市、下都賀郡野木町)、群馬県(邑楽郡板倉町)、埼玉県(加須市)、茨城県(古河市)の4県にまたがるが、その面積のほとんどを栃木市が占めている。


今もヨシズ生産が行われており、生産農家らが毎年ヨシ焼きを行う。野鳥や希少な植物も多く観察される。2012年、ラムサール条約登録湿地となった。

五箇山相倉茅場

所在地:富山県南砺市 > 相倉

面積:3.2ha(全体4.5haのうち地権者の同意が得られた部分)

合掌造り集落の屋根に使うカリヤス栽培のための茅場。2016年3月、文化庁の「ふるさと文化財の森」に選定された。江戸時代から受け継がれ、現在は相倉集落で必要とされる茅の約70%を供給している。


また、2015年から、近隣の南砺市福満地域の遊部(あそぶ)自治会が、入会地の山林に茅場を造成してカリヤスを植栽し、五箇山に提供するという取り組みも始まっている。

椋川の茅場

所在地:滋賀県高島市 > 今津町椋川字尾條508番2

面積:0.5ha

椋川のECC学園の裏にある、65m×80mほどの斜面。滋賀県立大学の黒田教授を代表とする朽木フィールドステーションという取り組みで、椋川集落の茅葺き民家の修復のため、カヤダイラ(茅場)を復元しようとするものである。


元は鹿の食害で裸地になった部分で、地主の了解を得て2008年12月からススキやコナラを移植し、獣害ネットを張り巡らせた。2013年4月に20m×30mをトタンで囲って防火帯とし、火入実験を行った。


昭和30年代後半を最後に椋川での山焼きは途絶えている。以前は4月中旬に、山に一斉に火を入れて、茅場やホトラ(牛の餌や肥料のため草や木の芽を刈り取ったものでカリボシとも言う)山を管理していた。

上山高原

所在地:兵庫県新温泉町

面積:

上山高原は新温泉町の南端に位置する扇ノ山(1310m)の山麓に広がる高原。かつては周辺集落の入会地として利用され、採草や火入れが行われていたが、昭和30年代頃から利用されなくなりササ群落や落葉広葉樹林への植生遷移や植林地への転換が進んでいた。


その後、ススキ草原の再生や植林地の落葉樹林への転換を内容とする自然再生が特定非営利活動法人上山高原エコミュージアムを中心に2002年から実施され、高原の価値が再び見直されている。自然再生の取り組みと同時に、自然観察やトレッキングのフィールドとしても活用されている。

草間台地

所在地:岡山県新見市

面積: