草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

男結び :おとこむすび

縄の結び方の一種。日本の茅葺きの屋根を葺く際に、最も使用頻度が高い、重要な結び方である。捻じる動作によって締め上げることに特徴があり、緩みにくく、ほどけない結び方であるが、緩みなく締めるには習熟が必要である。全国的に用いられ、地域によって様々な呼び方がある。

エコツーリズム :えこつーりずむ

ツーリズムとは広義には旅行のことであるが、特に「体験型の観光」のことを指す言葉と認識されつつある。エコツーリズムとは、ツーリズムのうち、地域の自然環境や文化などに触れ、当地の人々と交流し、体験し、考えるきっかけを作る旅行のあり方を指す言葉。ただし言葉の定義については、エコツーリズムの普及を図る各種団体によってやや異なり、特に決まった規格はない。

越冬飼料 :えっとうしりょう

冬季、放牧ができない間に家畜に与える飼料のこと。

延焼 :えんしょう

火元を超えて周辺に火が燃え広がること。火入れにおいては、火のついた枯れ草等が気流に乗って防火帯を超えて着地し、周辺の草原や林地などに火が広がっていくこと。

御狩場 :おかりば

中世において、領主が鷹狩を楽しむために維持管理された草地。

 :うし

偶蹄目反芻亜目ウシ科ウシ亜科ウシ属の動物。大型の草食獣。家畜。

牛道 :うしみち

急斜面の牧野において、牛が等高線状に繰り返し歩くことによってできた縞状の道のこと。馬が生息する都井岬では、同様の道を馬道という。

 :うま

ウマ目ウマ科の動物。大型の草食獣。家畜。

あか牛 :あかうし

褐色和種。肉用牛の品種の一つで、褐色の毛が特徴である。主な産地として、熊本、高知が知られている。おとなしい性格で、飼育しやすい牛である。

秋の七草 :あきのななくさ

万葉集におさめられた山上憶良の歌で選定された、秋を代表する草花のこと。「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」「萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」。つまりハギ、ススキ、クズ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウのこと。すべてが草原性の植物であるが、その多くが各地域の絶滅危惧種となっている。