希少種 :きしょうしゅ
(希少種の意味については、下記を参照。)
日本では、近世から現在にかけて、草原の開発や維持管理の放棄が一斉に進行し、このわずか半世紀程度の非常に短い期間の中で、草原の面積が著しく減少した。その結果、草原に生育・生息する草原性動植物種も、その個体数が急激に減少しており、多くが希少種となっている。
環境省HP「環境影響評価情報支援ネットワーク 環境アセスメント用語集」(http://www.env.go.jp/policy/assess/6term/index.html)によれば、存続基盤が脆弱な種または亜種で、1)生活環境が変化すれば、容易に絶滅危惧種、危急種に移行するような要素をもつもの。2)生息状況の推移から見て、種の存続への圧迫が強まっているもの。3)分布域の一部で個体数の減少や、生息環境の悪化などの傾向が強いもの、あるいは今後さらに進行するおそれのあるものなど。