草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

使役牛 :しえきぎゅう

代掻きや運搬などの労働に従事する牛馬。

植生 :しょくせい

ある地域を覆っている植物の組み合わせの種類。

ジェットシューター :じぇっとしゅーたー

消防車などが入れない急傾斜地や林野において用いる背負式の噴霧器。一度に20リットルほどの水を携帯することができる。なお、ジェットシューターは芦森工業株式会社から販売されている商品の名称で、一般名称は「背負い式消火水のう」である。同商品が広く流通していることから、一般的な名称として使われることが多い。他、アキレス株式会社から販売されているファイアーハンターがある。

植生図 :しょくせいず

植生の面的な分布状況を示した図のこと。日本においては、環境省により1/50,000~1/25,000スケールで、全国植生図の作成が行われている。 http://www.vegetation.biodic.go.jp/

鹿害 :しかがい

鹿が植物の葉や花、芽などを食べることによって起こる被害。近年、森林では林床の植物に被害が頻発しているが、草原においても花や花芽が食べられる被害が各地で顕在化してきている。

植生遷移 :しょくせいせんい

植生が遷移していくこと。日本においては、草原を維持するために、植生の遷移を停滞もしくは後退させることが必要である。

敷草 :しきくさ

田畑に敷く草のこと。

敷料 :しきりょう

家畜の足元に敷く草のこと。

自然攪乱 :しぜんかくらん

土砂移動や強風などの自然の営力によって起こる攪乱。

自然再生事業 :しぜんさいせいじぎょう

広義には、失われた自然環境を再生する取り組み、事業の総称。狭義には、自然再生推進法に基づき、多様な主体により構成された「自然再生協議会」上での合意により実施される「自然再生事業」のこと。草原にかかわる自然再生事業も各地で実施されており、阿蘇(熊本県)、樫原湿原(佐賀県)、八幡湿原(広島県)、霧ヶ峰、美ヶ原(長野県)、琵琶湖、伊吹山(滋賀県)などで取り組まれており、保全管理のメニューとして火入れの再開や新規採用が取り入れられている事例も多い。