採草地 :さいそうち 越冬飼料となる草を採取するための草地のこと。野草の採草地では、ススキやネザサなどのイネ科草本が主な資源として採取される。また、年に数回の採取が行われるため、優占種であるススキなどのイネ科草本は草丈・密度が低くなりやすく、植物種の多様性が豊かになりやすい。盆花の採取地としても利用される。一方、茅場は茅が枯れ上がった晩秋~冬季にかけて年に1度の採取にとどまることから、ススキなどの優占種が繁茂しやすく、比較的植物相は単調になりやすい。