草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

周年放牧 :しゅうねんほうぼく

一年を通して家畜を放牧すること。

芝山 :しばやま

地走り :じばしり

屋根葺き職人を支える係。茅の受け渡し、古茅の整理などの雑用をこなす。茅運びに「地面を行ったり来たり走る」ので地走りという。かつて結が地域に残っていた時代は、葺き替える家の家人、その親戚、または地域の住人などがその役を担ったが、近年では家主や職人が雇用することが多い。

湿生草原 :しっせいそうげん

ヨシやオギといった植物が生育する草地。

自然草原 :しぜんそうげん

人為的な攪乱を伴わず、維持される草原。水分条件が悪い、気温が低い、風が強いなどの気象条件により成立する。降雨量の豊富な日本においては、ほとんどの地域で樹木の生育が可能であるため、自然草原は、高山や北海道など限られた地域にのみ分布する。

自然再生推進法 :しぜんさいせいすいしんほう

過去に損なわれた生態系その他の自然環境を取り戻すことを目的とした法律。平成15年1月1日より施行。

自然再生事業 :しぜんさいせいじぎょう

広義には、失われた自然環境を再生する取り組み、事業の総称。狭義には、自然再生推進法に基づき、多様な主体により構成された「自然再生協議会」上での合意により実施される「自然再生事業」のこと。草原にかかわる自然再生事業も各地で実施されており、阿蘇(熊本県)、樫原湿原(佐賀県)、八幡湿原(広島県)、霧ヶ峰、美ヶ原(長野県)、琵琶湖、伊吹山(滋賀県)などで取り組まれており、保全管理のメニューとして火入れの再開や新規採用が取り入れられている事例も多い。

自然攪乱 :しぜんかくらん

土砂移動や強風などの自然の営力によって起こる攪乱。

敷料 :しきりょう

家畜の足元に敷く草のこと。

敷草 :しきくさ

田畑に敷く草のこと。