草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

コモンズ :こもんず

共有で利用する土地、または制度のこと。日本における入会に近いとされるが、日本における入会権は、特定の集落や組合などに権利が属しており、遊牧民族などが利用する土地など所有権の無い土地を意味するコモンズとは、ややニュアンスが異なるともされる。法則として、経済学用語である「コモンズの悲劇」が有名。

小まるき :こまるき

茅葺きにおいて、茅の束を束ね直すこと。

国立公園・国定公園・都道府県立自然公園 :こくりつこうえん・こくていこうえん・とどうふけんりつしぜんこうえん

日本においては、自然公園法により、優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与するために指定された自然公園のこと。阿蘇や秋吉台を始め、草原景観を含む公園が、全国で多数指定されており、優れた自然の風景地としての草原の価値が高められている。

穀物肥育牛肉 :こくもつひいくぎゅうにく

コエグロ :こえぐろ

刈り取った草を、保管を目的として小高く積み上げたもの。草グロや、単にグロとも呼ぶ。主に四国地方の方言。

ごうだて金 :ごうだてきん

労働力となる若い男子が出稼ぎ等のため居ない家など、やむを得ず義務づけられた公役を果たせない場合に、その対価として支払うお金のこと。

高層湿原 :こうそうしつげん

ミズゴケが泥炭となり積み重なって盛り上がり、その上に湿地環境が成立している湿原。高山地帯や高緯度地域などの低温環境に多い。地下水による水供給が無いことから、貧栄養な湿原となる。盛り上がった場所にあるという意味で高層湿原と呼ばれ、対して地下水の影響を受けるような湿原は低層湿原や中間湿原と呼ばれる。

恒久防火帯 :こうきゅうぼうかたい

防火帯をコンクリートなどで舗装し、作業道や周遊路にすると同時に、恒久的に可燃物となる植物が生えてこないようにしたもの。

公益的機能 :こうえきてききのう

土砂災害防止といった国土保全機能の他、水源かん養機能、生物多様性の保全など、人々が暮らしていく中で必要な機能のことを指し、森林や農地、草原が本来持つ生産機能とは別に我々が受ける様々な恩恵のこと。

原野 :げんや

耕作の方法によらないで雑草、灌木類の生育する土地。日本では、土地利用の地目の一つとして用いることが多い。