草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

草肥 :くさひ

植物をそのまま田畑にすき混んで肥料とするもの。

草泊まり :くさどまり

ススキなどの草で作った簡易の野営小屋。昔、集落から離れた採草地で何日にも渡って草刈りをする際、集落との往復の手間を省くために使われた。阿蘇地方では、草原を利用してきた文化、歴史を学ぶため、草泊まりを作る体験授業などが行われている。

草スキー :くさすきー

雪上ではなく、芝地の斜面を滑降するスキーのこと。草スキーではグラススキーと呼ばれる専用の道具を用いて滑降する。グラススキーにはエレメントと呼ばれる無限軌道が回転し、草の上でも滑ることが可能となっている。

草小積み :くさこづみ

刈り取った草を、保管を目的として小高く積み上げたもの。主に阿蘇地方の方言。

草玩具 :くさがんぐ

草で作った玩具のこと。冠やバッタ、フクロウなどを模したものや、草笛などがある。

公役 :くえき

公役に労働力を出すこと。

金肥 :きんぴ

お金を出して購入する肥料のこと。

極相 :きょくそう

生態学で、遷移の最終的な段階のこと。生態系の構成が、その場所の地盤条件や気候条件にあわせ平衡状態となっている状態。

休眠打破 :きゅうみんだは

生物の休眠状態が解かれること。草原の保全においては、種子がどのような状況下で休眠するのか、逆に種子の休眠状態を打破するための条件が何かを知ることが重要である。例えば、埋土種子の研究を進めることで、個体数が減少した植物群落再生の可能性を探ることができる。

忌避植物 :きひしょくぶつ

毒や棘などを持つことなどから、牛馬などの哺乳類があまり食べない植物のこと。牧場や哺乳類の密度が多い地域では、これらの植物が増える。