草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

ニュウ :にゅう

刈り取った草を、保管を目的として小高く積み上げたもの。主に飛騨地方の方言。

野焼き :のやき

主に冬から春にかけて行われる、草原に火を放って地上部を焼き払う行為。植生の遷移(森林化)を断ち切り、人為的に草原の状態に留める役割がある。これにより健やかな芽吹きを促すとも、畜産に有害なダニを駆除するとも言われている。

 :は

茅の単位の一つ。一抱えで集めることのできる量を一把とする。

火入れ :ひいれ

主に冬から春にかけて行われる、草原に火を放って地上部を焼き払う行為。植生の遷移(森林化)を断ち切り、人為的に草原の状態に留める役割がある。これにより健やかな芽吹きを促すとも、畜産に有害なダニを駆除するとも言われている。

火入れ条例 :ひいれじょうれい

各市町村長が森林法に基づいて、火入れの許可を行う場合の手続きや許可の要件を定めたもの。

火打ち縄 :ひうちなわ

火消し :ひけし

火入れ時に、火消し棒を使って、残り火などを叩き消していく作業のこと。また、その役割の人のこと。

火消し棒 :ひけしぼう

火を叩き消すための箒状の道具。竹の先を割り広げてカズラを編み込んだものなど。常緑樹の青葉がついた枝をそのまま使う場合もあり、主にスギやヒノキが利用されるが、地方によってはアセビやヤマツバキなどの他の常緑樹が使われることもある。藁などを巻きつけた上で、水につけて用いる地域もある。

動力噴霧器 :どうりょくふんむき

ポンプにより圧力をかけた水を霧状に散布する器械。一般には、農薬散布のための機械であるが、火入れの消火に用いる。大量の水を広い範囲に散布することが可能であるため、火入れの事故防止に高い効果があるが、運搬に軽4輪トラックなどが必要であるため、導入できる箇所はある程度限られている。略称「動噴(どうふん)」

飛び火 :とびひ

火事などの時に火の粉が飛び、離れた所が新たに燃え出すこと。火入れにおいては、火のついた枯れ草等が気流に乗って防火帯を超えて着地し、周辺の草原や林地などに火が広がっていくこと。