火の生態学 :ひのせいたいがく 山火事跡や火入れ地に出来る生態系を研究する学問。特に、山火事が自然に発生しやすいアメリカで盛んな研究テーマである。火事が頻発する土地では、火事に適応した生物の特性が知られており、例えば、マツの中には火事による高温化に晒されることで球果(松ぼっくり)が開き、発芽が可能になる種が存在する。このような種は火事に依存し、火事とともに進化してきたと考えられている。このため、自然界における火事は特定の動植物に一時的に影響を与えることがあっても、その地域の生態系に対しては、絶対的な悪影響を及ぼすことはないと考えられている。
二次草原 :にじそうげん 人為的な撹乱要因によって維持されている二次的な草原のこと。日本は温暖で多雨な環境のため、草原の管理を放置した場合、ほとんどの場合すみやかに樹林へと遷移が進行する。そのため、北海道や高山帯など、ごく一部に成立している自然草原を除くほとんどの草原が二次的な草原である。
半自然草原 :はんしぜんそうげん 人為的な撹乱要因によって維持されている二次的な草原のこと。日本は温暖で多雨な環境のため、草原の管理を放置した場合、ほとんどの場合すみやかに樹林へと遷移が進行する。そのため、北海道や高山帯など、ごく一部に成立している自然草原を除くほとんどの草原が二次的な草原である。