草原用語

草原関連の用語を収集・整理し、検索できるようにしています。

ホトラ :ほとら

滋賀県北西部の言葉で、刈敷や飼料などに供する雑木の芽や草のこと。

ボッチ :ぼっち

茅を束ねて立ておいたもの。主に北関東地方の方言。

干草刈り :ほしくさかり

放牧ができない冬季に、屋内で飼育する牛馬の飼料となる干草を刈ること。

牧養力 :ぼくようりょく

放牧地の単位面積あたりに、どの程度の家畜を飼育できるかを示す力。

牧野組合 :ぼくやくみあい

牧野を共有し利用・管理する、地域の畜産農家などからなる組合。

牧野 :ぼくや

家畜の放牧または飼料・敷料の採取に使われる土地。

牧草飼育牛肉 :ぼくそうしいくぎゅうにく

牧草 :ぼくそう

家畜の餌となる草のこと。狭義には、栄養価の高い外来の草本を差し、これらを特に外来牧草ともいう。

牧柵 :ぼくさく

家畜が逃げないように放牧地に設置された柵のこと。

放牧肥育 :ほうぼくひいく

放牧地 :ほうぼくち

牛馬の放牧に供している土地のこと。狭義には人工草地のことを指し、野草地を含まない場合がある。

放牧圧 :ほうぼくあつ

放牧によって放牧地が受ける圧力のこと。草地学では、特にそこにある餌(草量)あたりの放牧頭数のこと。

放牧 :ほうぼく

牛や山羊などの家畜を牧野に放すこと。

放棄草原 :ほうきそうげん

火入れや草刈りなどの維持管理が放棄された草原のこと。日本ではほとんどの地域で、早ければ放棄後、数年~10年程度で灌木が侵入し、その後森林へと遷移が進行する。

防火帯 :ぼうかたい

火入れの際、周囲への延焼を防止するため、あらかじめ草を刈取り除去し可燃物を取り去った帯状のエリアのこと。通常は幅5m〜10m程度。

ホイホテル(干し草ホテル) :ほいほてる(ほしくさほてる)

ホイ(独:heu)とは、ドイツ語で干し草のこと。すなわち干し草ホテル。ストローホテル(StrohHotel:わらホテル)とも。
屋根裏や離れなどに、本来家畜に与える敷料をベッドとして宿泊客に提供するスタイルの民宿。ドイツやスイス国内の農村地域に見られる。農家が経営していることが多く、グリーンツーリズムの一環として訪れるゲストが多い。

古野 :ふるの

地力を回復させるため、休耕している草地のこと。

古茅 :ふるがや

茅葺きの葺き替えの際に出る、古くなった茅のこと。なお、茅は貴重な資材であり、葺き替えの際に、まだ使える茅を選り分ける。また茅として使わない古茅も、長年、囲炉裏の煙で燻された状態であるため、良質な肥料となる。五箇山合掌造り(南砺市)では、古茅から和紙を作り、名刺として販売している。

風衝草原 :ふうしょうそうげん

海岸や高山の独立峰など、風当たりの強い立地に成立する草原のこと。樹木は風そのものの力で曲がってしまうだけではなく、強風にともなう飛砂や

氷河遺存種 :ひょうがいぞんしゅ

遺存種の項を参照。